プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2012/06/08 06:32  | 昨日の出来事から |  コメント(0)

豪、5月の失業率は5.1%に上昇


おはようございます。

昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した5月の豪の失業率は前月の5%から5.1%に上昇しました。新規雇用者数はプラス40,000人で、その内訳は、パートタイム新規雇用者数が7000人減少し、正規雇用者が47,000人増加しています。 尚、4月の失業率は4.9から5%に上方修正されています。

これによって過去6か月間で125,000人の新規雇用者数が増えたことになりますが、2011年度ではわずかに800人しか増えていませんでした。 事前のエコノミストの予想では、失業率は5.1%で、新規雇用者数をフラットと予想していましたので、予想よりも景気にとっていい数字となっています。

また、すべての労働人口(12.61mn)に対して、就業もしくは職を探している人の割合は65.2%から65.5%の上昇し、昨年11月以来の高い水準となっています(オーストラリアの労働市場においては、失業率の5%は完全雇用に近い状態)。 その一方で、ABSは、時間当たりの賃金が、今年になって初めて低下したと発表し、労働組合の賃金交渉がここにきてやや弱い立場になっていると指摘しています。

HSBCのチーフ エコノミストPaul Bloxham氏は「今日の数字は、オーストラリア経済が、市場関係者が予想している以上に健全であることを示している」とし、「豪経済は極めて健全であるといえる」とコメントしています。

また、RBCのエコノミスト Su-Lin Ong氏も「失業率は、当面、5%から5.3%の間で推移しそうであるが、この水準で推移する限りにおいては、豪の労働市場率は、ほぼ完全雇用の状態に近い」としています。

前日の2012年第1四半期のGDPといい、昨日の5月の雇用統計といい、豪経済にとっていい数字あったため、ジュリア ギラード首相は「46,000人以上の正規雇用が増えたことは、豪経済が非常に強いことを反映した結果である」と、最近いい話がなかった政府としては、満足げにコメントしています。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。

当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。

コメントを書く

* が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。