2014/03/13 14:41 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2月の消費者センチメントは10か月ぶりの低さ
昨日、民間のWestpac-Melbourne Instituteが発表した2月の消費者センチメント インデックスは、2月の100.2ポイントから0.7%下落して99,5ポイントでした。これによって2013年11月のピーク110.3ポイントから10.9%下落し、2013年5月以来の低い水準となっています。
Westpac のシニア エコノミストMatthew Hassan氏は
(1) 今回の消費者センチメントの下落は、基本的には2013年9月の総選挙後の景気上昇期待が消費者センチメントにも出ていたが、これが剥落した要因が大きい。
(2) 次に、豪国内の自動車メーカーが2017年に全て撤退するニュースや、カンタス航空経営危機に伴う大幅人員削減等、労働市場の先行きに対する懸念が高まっていることが挙げられる。
(3) 今回のサーベイでは、「消費者がどういったニュースに反応したか?」を尋ねたところ、47%が雇用に関する話題に反応し、37%の消費者が企業業績の話題に反応したと答えている。
(4) また、今後1年先の見通しについて尋ねたところ、彼らの将来に対するセンチメントは前回のサーベイに比べて4%下落し、2011年12月以来の低い水準に留まっている。
Westpacとしては、RBAは、2014年後半までに0.25%の政策金利の引き下げが、あと2回あると予想しています。 その理由として、引き続き為替市場で割高に推移している豪ドルと、鉱山部門の低迷、更には消費者が将来に対して警戒的になっている事を上げています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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