2014/03/07 15:02 | 昨日の出来事から | コメント(1)
豪、2014年1月の小売売上は+1.2%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2014年1月の豪の小売売上は季節調整後で前月比+1.2%と大幅に増えました。 事前の市場関係者の予想では+0.4%でしたので市場からは驚きをもって捉えられました。 また、同12月の数字も当初発表の+0.5%から+0.7%に上方修正されています。
地域別では、シドニーのあるNSW(ニュー サウス ウェルズ州)が、今回の数字である+1.2%の増加の内の半分以上を占め、これに続いてヴィクトリア州とクイーンズランド州が占めました。
JP Morgan のエコノミスト Ben Jarman氏は「今日の数字は、雇用統計が悪化する中、更には消費者信頼指数が弱含む中にあって驚きに値する」とし、「この時期は、政府からの子供向け補助金などを含む各種の支給金があったせいかもしれない」とコメントしています。 その一方で、今回の数字だけで、これまで長期に亘って低迷してきた小売売上が上昇に転じたと判断するのは時期尚早と指摘しています。
また、この日、同局が発表した豪の1月の貿易収支は、季節調整後でAUD+1.43bnの黒字で、事前予想のAUD100mnの黒字を大幅に上回りました。
主な内訳としては輸出が4%増加し、一方で輸入が1%減少しています。また、ここにきて石炭や鉄鉱石などの鉱山関連輸出が増加した事が今回の大幅な黒字に貢献しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “豪、2014年1月の小売売上は+1.2%”
パードゥン にコメントする コメントをキャンセル
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南半球という特徴もあるし、投資のアイデアへの期待度が高まりますね。 消費者信頼度指数には、中国のお金持ちは参加をしていないのでしょう。
とりあえず、日本庶民向けの小口投資のアイデアを期待しています。