2014/03/05 14:53 | 昨日の出来事から | コメント(1)
RBA,政策金利据え置き
昨日、RBAは定例の理事会で現在の政策金利の据え置きを決定しました。 この背景には、足元のインフレ率が中期的な目標レンジの2~3%の上限を超える一方で、豪の失業率が6%台まで上昇している為、政策金利を据え置かざるを得なかった状況があります。
また、この日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した、豪の1月の住宅着工許可件数は前月比6.8%も大幅上昇して17,500件となり(事前の市場関係者の予想ではプラス0.5%)、各州都を中心に引き続き住宅市場の好調な傾向が継続していることを裏付けました。 また、前年同月比では34%も上昇しています。
主な内訳としては、一戸住宅着工許可件数が8,3%増加し、その他の住宅(マンションなどの集合住宅)着工許可件数が4.6%上昇しています。
JP MorganのエコノミストTom Kennedy氏は「今回の住宅着工許可件数の傾向は、政府保証や補助金を背景に2010年初めに起こった住宅ブームと似た傾向を辿っている」とし、「今後も豪の建築部門の好調さは2014年を通じて続くであろう」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “RBA,政策金利据え置き”
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オーストラリアと中国は海洋権益問題もおきそうもない距離ですから、今後も中国の恩恵で底堅いのでは? インフラ投資と軍需投資だけでも世界平均2%より高い成長を中国はするでしょう。 PM2.5汚染もさすがに届かないでしょうから中国の金持ちきてくれるでしょ(笑)
何か個人投資家向きの小規模投資がオーストラリアにはありそうな気がするのですが? クロコダイル・コンドミニアムを債権発行して建てて、グッチーポスト読者にレンタル商売するとか、中国人向けのクロコダイル・ステーキの万漢レストランをするとか(笑)
世界第2位の経済大国が世界平均の2%を超える7%成長をするという事は凄い事で、相互不利益の少ないオーストラリアは数少ない日向ぼっこの先進国のような気がしますが、いかがですか? 11日連続運転でバス事故を又起こした悲しい安月給の非正規日本と違い、庶民の給与が高いだけでも凄い。