2014/03/04 14:37 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、1月の新規住宅販売件数は0.5%増
昨日、民間のHIA(Housing Industry of Association)が発表した2014年1月の豪の住宅販売件数は、前月の減少から反転して前月比+0.5%でした(前年同月比+1.7%)。 また、中古住宅販売件数も06%増加し、マンションなどの集合住宅販売も+1.6%となっています。
地域別では、ビクトリア州が10.9%増加し、クイーンズランド州では0,4%増加しましたが、自動車産業などの製造業の多い南オーストラリア州では6.9%減少し、南サウス ウェルズ州も6.4%減少し、西オーストラリア州は1.9%の減少となっています。
更に、主要都市の住宅価格では、シドニーが0.8%上昇する一方で、メルボルンは-0.2%、ブリスベンでは-2%、アデレートでは-0.2%、 パースでは-0.2%、キャンベラー0.8%とそれぞれ下落しています。 その一方で、ホバートは1.4%上昇し、ダーウインでも0.7%価格が上昇して、地域毎にばらつきが出ています。
HIA のシニア エコノミストのShane Garrett氏は、「豪の住宅市場は、12月に小さな下落があったものの再び上昇に転じてきた」とし、「2012年の第3四半期以降、豪の住宅市場はRBAによる金融緩和政策によって下支えされていることが改めて確認できた」とコメントしています。
また、この日、民間のANZが発表した1月の豪の求人広告は、前月比5.1%増加しました。 主な内訳としては、インターネットによる求人広告件数は5.3%増加した一方で、新聞による広告件数は0.5%減少しています。
ANZのAustralian Economicsのヘッド Justin Fabo氏は「もし、今後も求人広告件数の増加が続くならば、我々が予想しているように豪経済次第に上向くであろう」とコメントする一方で「「今回の数字だけで、今後、豪経済が本格的に回復すると期待するのは時期尚早である」と警戒感を崩していません。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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