2014/02/27 14:36 | 昨日の出来事から | コメント(0)
2013年第4四半期の建築実績は前期比1%下落
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2013年第4四半期の豪の建築実績は前期比1%下落し、これを構成する3つのカテゴリーすべてにおいて下落しました。 具体的には住宅建築実績が前期比1.7%下落し、非住宅建築が同1.5%減少し、設備投資などの建築が同0.5%減少しています。 今回の数字は、事前の市場関係者の予想を下回り、これによって2013年第4四半期の豪GDP(国内総生産)は、かなり低い数字に留まるとの見方が出始めています。
Deutsche Bankのチーフ エコノミストAdam Boytonは「事前の市場予想よりも低い今回のデータは、今後、住宅建築を実質的に押し上げる要因がないまま低迷し続けることを示している」とし、将来的に回復する兆しが見えないとコメントしています。更に、これまでのRBAによる低金利政策の効果もここにきて息切れしており、鉱山換算産業依存型から内需主導型経済へのリバランスがうまく行っていないことも指摘しています。
今日に関しては、2013年第4四半期の設備投資実績が発表される予定であり、市場の関心は、過去の実績よりも、今後の設備投資計画がどういった内容になっているかに関心が集まっています。
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