2014/01/09 15:17 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、11月の貿易赤字は更に縮小
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豪、11月の貿易赤字は更に縮小
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おはようございます。
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の2013年11月の貿易赤字は、同年7月AU1.6bnの赤字から5か月減少してAU116mnの赤字に縮小しました。 ちなみに前年同月はAU3.1bnの大幅な貿易赤字でしたので、ここにきて縮小傾向が鮮明に表れています。 内訳としては、輸出が前年同月比10.7%増加して輸入は1.6%減少しています。
背景にあるのは、最近になって鉱山資源の輸出が再び増えてきたこととその資本財の輸入を控えたところに、豪国内向けの輸入が横這いで推移した事が挙げられます。 特に鉄鉱石の輸出は前年同月比24%増加しています。
ANZ economists Dylan Eades とJustin Fabo氏は
(1) 我々は、豪の貿易収支が2014年には黒字添加すると予想している。 というのも、鉄鉱石の輸出は去年の550百万トンから620百万トンに増加すると予測しているからである。
(2) 一方で石炭の輸出価格と出荷高は減少傾向ながらも、コスト削減効果によって前年比9%の増益となるであろう。また、天然ガスの輸出は9%増加する見込みである。
一方で、JPMorgan のエコノミスト Ben Jarman氏は、「今回の数字は、豪経済の鉱山商品の輸出が拡大する一方で、国内消費の低迷がより鮮明にする結果となっている」とコメントし、そのバランスの悪さが際立っており、豪経済の健全な景気拡大には懸念を示しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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