2013/12/26 15:22 | 昨日の出来事から | コメント(0)
クリスマスの日の仙台での出来事
昨日は、私事で恐縮ですが、仙台に行ってきました。
もう10年以上、毎年のように年に2回程度は仙台の親戚の家にご挨拶に伺うのですが、 昨日のクリスマスの日の仙台駅は、クリスマス商戦の最後の日という事ということもあってか、特別に仙台駅の「大時計の形をしたゆるきゃら」(すみません、名前まではわかりません)が駅の出店コーナーに立ち、行き交う子供たちに「今年1年の感謝をこめて!」というキャッチ フレーズでプレゼントをふるまっていました。
私は、震災後の仙台の街の様子を定期的に見てきましたが、今回感じたことは、仙台駅周辺に関しては完全に震災以前のかつての仙台駅に戻り、もう「震災復興」と言った表現もなくなってこれまでの仙台駅のクリスマスと年末を演出することで震災復興を表しているように感じました。
かつて、私の実家が被災した阪神淡路大震災の時もそうでしたが、震災後の地域では、それまで以上に通常通りの生活を確保できている人と、まだまだ復興の途にあってそれどころでない人の格差(雁行性)が時間の経過と共に大きくなってしまいます。
表向きは復興を果たしたように見える仙台の街の姿とは裏腹に「実際に暮らす人々の本当の意味での復興はどの程度なのだろう?」と思いながら暫く街並みを歩いていましたが、その中にあって去年の年末とは明らかに違う本当の意味での震災復興を発見しました。 それは、仙台駅でクリスマス イブに売れ残ったクリスマス ケーキを10%OFFで買っては「ほくそ笑んでいる」私のそのいじましい姿を、「くすっ」と笑い合いながら通り過ぎていった親子連れの買い物籠の中に入っていた大きな「新年のしめ飾り」であり、去年の今頃には、まだ見かけなかったものだったのです。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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