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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2013/08/02 15:14  | 昨日の出来事から |  コメント(0)

豪、7月の住宅価格は+1.6%


おはようございます。

昨日、民間のRP Data and Rismark Internationalが行った豪の7月の主要都市の住宅価格は前月のプラス1.9%からやや低下してプラス1.6%でした。 これによって昨年6月のボトムから6%程度住宅価格は改善しています。 地域別では、シドニー、パース、メルボルンにおいて回復基調が鮮明に出ていますが、その他の主要都市ではそこまで回復していません。

RP Data research のディレクター Tim Lawless氏は「住宅市場は引き続きまだら模様である」と指摘しながらも「今週初にRBA総裁Glenn Stevens氏がほのめかしたように、更なる政策金利の引き下げが行われれば、これまで住宅市場に対する投資を控えてきた投資家が新しく参入してくる環境が整いつつある」と指摘しています。

また、同日、民間のHousing Industry of Australia(全豪住宅協会)が発表した6月の新規住宅販売は、季節調整後で+3.4%でした。 また、中古住宅販売もプラス7.3%でしたが、マンションなどの集合住宅は前月比17.5%も下落しています。

HIA のチーフ エコノミストHarley Dale 氏は「2012~2013年の住宅市場は2つの局面があった。 年度前半はマンション住宅が好調な半面、中古住宅が不調であった時期であり、年度後半は、中古住宅が回復する一方で、逆に集合住宅は失速してしまった」とし、「2012~2013年度全体としては、前年度(2011~2012年度)に比べて住宅販売は4.3%減少に終わった」とコメントしています(尚、豪の会計年度末は日本の会計年度末である3月と違って6月となっています)。

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