2013/07/10 15:24 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、6月のビジネス コンディションは4年ぶりの低さ
昨日、民間のNational Australia Bank’s (NAB)が発表した6月の月次ベースのビジネス コンディションは、前月対比4ポイント下落して-8ポイントとなり、4年ぶりの低い水準となりました(ちなみに、一昨日はTHE Australian Chamber of Commerce and Industry’s (ACCI)による2013年第2四半期ベースでは1ポイント下落となっています)。また、個人の消費に関するコンディションは16年ぶりに低い水準となっています。
NAB のチーフ エコノミストAlan Oster氏は
(1) 4月、5月の一時的な改善は、今回の数字によって再び悪化に転じた。
(2) 6月の数字で最も大きな懸念材料は、鉱山関連業界や、製造業のビジネス コンディションが悪化した事によって、個人の消費に対する信頼感が1997年以来、16年ぶりに低い水準になった事である。 これによって、今後、豪経済の景気の足を大きく引っ張る可能性がある。
(3) 特に、最近の豪ドル安によって、鉱山資源や製造業等の国際競争力が改善するはずにもかかわらず、これらの信頼感が改善していないことが大きな懸念材料である。
(4) 我々としては、RBAは8~11月の間に、国内及び中国経済の低迷を背景に政策金利0.25%引き下げると考えている。
とコメントしています。
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