2013/07/09 15:27 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2013年第2四半期のビジネス コンディションは低下
昨日、民間のTHE Australian Chamber of Commerce and Industry’s (ACCI)による2013年第2四半期のビジネス コンディションは、第1四半期の49.4ポイントから、48.4ポイントに低下しました。 一方で、将来に対する見通しは、前期の51.6ポイントから53.9ポイントに上昇しています。
このサーベイでは50ポイントより上であればポジティブであることを示し、50ポイントより下であればネガティブであることを示しています。
ACCI のチーフ エコノミストGreg Evans氏は、
(1) 企業家や投資家は将来に対してポジティブに捉えているが、果たして3か月後に本当に景気が良くなっているか疑わしい。というのも、これまでのRBAによる低金利政策は、十分に金利が低い水準であるにもかかわらず、景気の底入れ感が出てきていないからである。
(2) 一方で、現在のように国内インフレ率が非常に落ち着いている状況下では、RBAは7月に政策金利0.25%を引き下げるべきであった。
(3) 現在のオーストラリア経済は、鉱山関連産業依存型から脱却するために、他の産業を育成する必要があるにもかかわらず、政府がこれを推進するような政策を打ち出すどころか、引き続き大企業に高い税金をかけ続けている(これでは、景気の底入れ感が出てこない)。
(4) こうした観点からも、RBAは金融面でこれを進める為に8月の定例理事会で政策金利0.25%を引き下げるであろう。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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