2013/06/13 14:56 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、5月の消費者センチメントは4.7%改善
昨日、民間のWestpac-Melbourne Instituteが発表した6月の消費者センチメントインデックスは前月比4.7%改善し、2か月振りに100ポイントを越えて102.2ポイントとなりました。
この指数では、100ポイントを越えると消費者は将来の消費に対して楽観的に、そして100ポイントを下回ると消費に対して悲観的に考えていることを示し、数字はその度合いを表しています。
Westpac のシニアエコノミスト Matthew Hassan氏は
(1) 今日の数字によって、4月、5月に下落した消費者センチメントを回復した形になっている。特に、5月にRBAが政策金利を引き下げたことによって家計部門のローン金利負担が軽くなったことによって改善した部分が大きい。
(2) そのことは、住宅ローンを抱えている消費者に「将来に家具などの家庭用品の購入計画はあるか?」との問いに対して、前回に比べて3.7%の消費者が「Yes」と答えていることからもわかる。
(3) また、今回の消費者センチメントの回復により、2013年度(2013年7月~2014年6月)の豪の予算計画に対する懸念(消費が連邦政府の予想する通りの伸びをするかどうかの懸念)は、やや後退した。
(4) しかし、我々としては豪経済の将来については、引き続き下振れリスクが残っていると考えており、足元的には6月の雇用統計に注目している。
尚、このリサーチは6月3日から9日にかけて行われています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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