2013/05/10 15:00 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、4月の失業率は5.5%に低下
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した4月の失業率は前月の5.6%から5.5%に低下し、新規の雇用者数も50,100人増加しました。 事前の予想では失業率は5.6%で変わらず、もしくは若干の上昇を予想していましたので、市場関係者は、昨日の雇用統計の数字を見て「豪経済はRBAが想定しているよりもしっかりしているかもしれない」と捉えています。
内訳としては正規雇用者数が、季節調整後で34,500人増加して8.16百万人となり、非正規雇用者数が同じく15,600人増加して3.5百万人となっています。 これで全労働者に占める労働参加率は前月の65.2%から65.3%に上昇しました(事前の予想では65.1%に低下)。
これを受けて為替市場では、豪ドルが他通貨対比で買われ、対米ドルでは1.02ドル台半ばまで上昇して、前日のRBAの政策金利引き下げ前の水準まで買われています。
CommSec のチーフ エコノミストCraig James氏は「今日の雇用統計の良さを受けて、RBAは今後2~3か月は政策金利を据え置くであろう」とし、「RBAのメンバーも今日の雇用統計の中身の良さに「びくっ:Winced」としたかもしれないとコメントしています。
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