2013/04/10 05:47 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、3月のビジネス コンディションは4年ぶりの低さ
昨日、民間のNABグループが発表した3月の豪のビジネス コンディション インデックスは-7ポイントで2月の-3ポイントから4ポイントも下落し、ほぼ4年ぶりの低い水準となりました。 一方でビジネス信頼感は、2月の+1から+2にわずかながら上昇しています。
この背景としては、豪ドルが高止まりし、製造業や観光業を中心に収益が悪化し、これを雇用によって調整しようとする動きがあります。 例えば、豪唯一の自動車メーカー ホルデンは、先日、500人規模の人員削減を発表し、この規模は2008年のリーマンショック以降で最大の人員削減となっています。 また、豪石油精製のシエルも豪の幾つかの精油工場の閉鎖を発表しています。
NABのチーフ エコノミストAlan Oster氏は、「RBAの金融緩和政策は、今年後半にかけて更なる金融緩和の必要性が出てくるかもしれない」とコメントしています。
また、短期金利市場でも、一旦は後退していた金利先安観は、今後、6か月以内に0.25%の政策金利引き下げの可能性を模索し始めています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。