2013/04/02 05:54 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、家計部門が改善した分、貯蓄が増加
昨日、民間のSt George Bank and Melbourne Institute が行ったHousehold Financial Conditions Reportによりますと、2013年1~3月期の家計部門の金融状態は改善し、その分、貯蓄を増やしていることが分かりました(尚、今回のアンケートに答えた人の内、住宅を自己保有している人の割合が45.65であった事に対して、その前のアンケートでは自宅を保有している人の割合が40.2%であることを考慮する必要があります)。
内訳としては、全体の内、45.3%のオーストラリア人は貯蓄を増やし、更にその内の12.4%は通常よりもより多く貯蓄したと答えています。また、その主な目的としては、休暇や旅行の為が最も多く、続いて将来的に自宅を購入する為も全州において増加しています。
地域的には、NSWが3.8%改善し、南オーストラリアでは2.9%、クイーンズランド州では2.8%、ヴィクトリア州では2.7%と、それぞれ改善しています。
St George Bank のチーフエコノミストの Hans Kunnen氏は「家計部門の住宅ローンに対する負担が改善した事によって、新たなローン需要とそれに関連する家財等の購入余力が生まれつつある」とし、「更には、今年に入ってからの株価上昇も家計部門を改善させている要因となっている」とコメントしています。
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