2013/01/16 06:23 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、12月の失業率は上昇か
昨日、AAPが14名のエコノミストに対して行った事前のアンケートによれば、今週木曜日にABS(オーストラリア統計局)が発表することになっている豪12月の失業率は、前月の5.2%から5.4%に上昇するとの予想が大勢を占めました。 予想の中身としては、雇用者数は変わらないものの人口増加に伴う求人者の増加によって失業率は上昇するとし、全労働人口に対する労働参加者比率は前月と変わらず65.1%の予想に集中しました。
JP Morgan のエコノミスト Tom Kennedy氏は
(1) 前月と同じ失業率5.2%を維持するためには、雇用者数が20,000人増加する必要があるが、現実問題として20,000増加するとは思わない。
(2) 2013年を通じて、失業率は上昇を続けるであろう。 構造的には、鉱山部門の雇用が減少し、これまで不調であった住宅関連の雇用が回復するも、鉱山部門の失業をカバーしきれないであろう。
(3) 失業率に関しては、6%近くまで上昇し、その後は、緩やかに低下傾向を辿るであろう。 しかし、失業率の6%の水準は。他の先進国の失業率に比べれば、ずっとましな水準であることには変わらない。
とコメントしています。
市場では、今週の木曜日に発表される失業率は0.2%程度の上昇はかなりの部分において既に織り込んでいるようです。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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