2012/03/02 05:53 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2011年第4四半期の設備投資は0.3%減少
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2011年第4四半期の豪の設備投資は、前期のAUD38.04bnから0.3%減少してAUD37.92bnでした。 事前のエコノミストの予想では前期比対比+3.6%でしたので、予想に反して下落は幅が大きかったことを示しています。 これについてABSは、2011年第3四半期が前期比対比14.6%も増加したことに対する反動と説明し、2011年の第4四半期の設備投資計画のトレンド(傾向値)は、前期比対比+5.9%と引き続き高い数値を維持しているとしています。
また、今後、2013年6月までの第1回目の設備投資計画集計は、2011年7月から2012年6月期に対して28.2%増のAUD172.89bnを見込んでおり、豪の設備投資は今後も引き続き堅調に推移しそうです。 ちなみに2011年7月から2012年6月までの第5回目の設備投資計画の集計値では、AUD164.20bnを見込んでおり、2010〜2011年期に比べて27%増加する予定です。
オーストラリアの企業会計年度は毎年7月から翌年の6月であり、ABSでは、企業の設備投資計画を会計年度の始まる6カ月前から3カ月ごとに設備投資計画を集計し、その会計年度が終わるまで計6回に亘り調査しています。
また、この日、民間の調査会社が発表した2月のThe Australian Industry Group-PwC Australian Performance of Manufacturing Index(オーストラリア製造業パフォーマンス インデックス)は、1月から0.3ポイント下落して51.3でした。 2月の数字は、1月よりも若干低下していますが、パフォーマンスの良し悪しを判断する50を吹き続き上回り、豪の製造業は、豪ドル高で輸出環境はの厳しい中、足元しっかりとしている事を示しています。
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