2012/11/22 06:08 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、10月の景気先行指標は+4.1%
昨日、民間のWestpac-Melbourne Instituteが、発表した10月の景気先行指標は+4.1%でした。 これは、今後の豪経済の3~9か月先の景気を占うものとして見られていますが、10月は前月対比大幅に改善しています。 その一方で10月の一致指数は+2.6%と政府やRBAが目標とする経済成長率3%を下回っています。
主な内訳としては、製造業価格の上昇が1.2%貢献し、時間外賃金が1%、更には生産性が1.2%改善した事が寄与しているとしています。
WestpacのチーフエコノミストのBill Evans氏は、
(1) 豪経済は、引き続き2013年にかけて鉱山部門の設備投資に押し上げられるであろう。尚、鉱山部門の設備投資は2014年頃ピークを打ち、今度は豪経済の足を引っ張る要因となるであろう。 そうならない為にもRBAによる更なる政策金利の引き下げが必要である。
(2) 我々の2013年の豪経済成長率は、今日の景気先行指標よりも低い3.5%を予測しているが、2014年にかけては2.5%程度まで景気は失速するであろう。
とコメントしています。
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