昨日、ABS(オーストラリア統計局が発表した９月の小売売上高は、季節調整後で＋０．５％でした（売上そのものは＋０．３％）。事前にダウ　ジョーンズが１５人のエコノミストにアンケートを行った予想では＋０．２％でしたので。予想よりも良かった結果になっています。

また、この日、ABSが発表した第３四半期の小売売上高は、前期比マイナス０．１％で、同じく事前の予想ではマイナス０．２％でしたので、これも予想よりも少ない下げに留まっています。

CommSec のチーフエコノミストCraig James氏は、「今日の数字が、明日（１１月６日）のRBAの理事会の政策決定に大きく影響を与えることはないだろう」とし、「我々としては、景気は足元的にはポジティブとネガティブの景気指標が交錯すると考えている。　そして、明日（１１月６日）の政策金利の引き下げに関しては五分五分で何とも言えない」とコメントしています。

さて、今日（１１月６日）は、オーストラリア金融市場ではRBAの理事会の動向が気になりますが（世間一般的には競馬のメルボルンカップで大いに盛り上がっていますが）、全世界的には、何と言ってもアメリカ大統領選挙の結果に注目が集まっています。