2012/10/31 05:42 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、9月の新規住宅販売は3.7%下落
昨日、民間のHIA(Housing Industry Association: 住宅産業協会)が発表した9月の豪の住宅販売は、8月の5.3%下落に続き、更に3.7%下落しました。 また、中古住宅販売に至っては、3.5%下落し、中古マンションなどの集合住宅は同4.2%下落して18年振りの低い水準を記録しました。
HIA のチーフ エコノミストのHarley Dale氏は、
(1) 消費者は、住宅セクターに対する将来の価格上昇に対する自信を完全に失っている。
(2) 住宅金利は2011年11月以降、断続的に低下し、2012年は住宅市場に改善の兆しが見えてきたが、それでも引き続き家計部門は、実際に家を購入することに対して慎重姿勢を崩していない。
(3) この傾向(住宅購入に対する慎重な姿勢)は、新規住宅購入に関して顕著に表れている。というのも、新規住宅取得にかかる税金が、中古住宅取得に比べて税率が高いことが背景にある。
(4) 2012年10-12月期には、更なる政策金利の引き下げと、政府による新規住宅購入に関する税金の優遇策などの住宅市場を下支える政策が必要である。
とコメントしています。
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