2012/10/23 06:04 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA理事、「豪ドルはもう少し安い方がいい」
昨日、1998年以来、RBAの金融政策理事会で最も長く理事会メンバーを務めているMs Broadbentが、ウォール ストリートジャーナルとのインタビューの中で「豪ドルは、もう少し安くなる方がいい」と発言しました。 主なインタビューの内容は以下の通りです。
(1) 私は、現在の豪の鉱山資源ブームが冷えてきている中、豪ドルはもう少し安くなり、豪ドル高が豪経済成長の妨げになるよりも、寧ろ(豪ドル安によって)景気を下支える方がいいと望んでいる。
(2) 最近までは、豪の鉱山部門が豪経済の牽引役を担う一方で、その他の部門(製造業や観光業)の景気は失速し、人員削減が広く行われている。
(3) 基本的には豪の人口が増加して慢性的に住宅が不足している状態が続いており、住宅に対する潜在的な需要が常にあることは確かである。 こうした事を背景に、かつて住宅市場は高騰し続けたが、我々はてこれを冷やすことに成功した。 そこに加えて、景気サイクル的に現在は住宅市場は冷え込んでいる。
(4) 我々にとって大切なことは、金融政策の透明性を確保し、その方向性を公にし、常にそれを国民に提示し続けることである。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。