2012/10/16 06:06 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、8月の住宅ローン許可件数は1.8%増加
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した8月の住宅ローン許可件数は、前月対比+1.8%増加して45,821件でした。 また、7月の件数は上方修正されて45,021件となっています。また、ローン認可金額は0.6%増加してAUD20.301bnとなっています。 しかし、その内、投資用住宅ローンの認可金額は、前月比0.8%減少しました。 事前のエコノミストの予想は+1.5%でしたので予想より高い数字の伸びとなっています。
尚、ローンの金利水準については、過去、6か月間のRBAによる政策金利の引き下げで標準的な住宅ローンの金利水準が55bp低下して6.85%に留まり、RBAが引き下げた金利幅ほど低下していません。
St George のエコノミスト Janu Chan氏は「今日の数字は、明らかに住宅市場が回復基調に入りつつあることを示しており、住宅価格も下落基調から安定化に向かっている」としていますが、その一方で、JPMorgan のエコノミスストTom Kennedy氏は、「引き続きヨーロッパの信用不安の見通しが立たず、更には、市中銀行がこれまでRBAが政策金利を引き下げた金利幅を十分に住宅ローン金利に反映できていない」と指摘し、住宅市場の回復には懐疑的な姿勢を崩さす、「今後、RBAの関心事は、労働市場(失業率)により向くであろう」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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