2012/10/12 06:46 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、9月の失業率は5.4%に上昇
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した9月の失業率は、前月の5.2%から5.4%に上昇しました。雇用者数そのものは14,500人増えましたが、雇用を求める人の数が大きく増えた為に失業率は上昇しています。 内訳としては、正規の雇用者が32,000人増えて8.12百万人となり、非正規雇用者が18,000人減少して3.4百万人となっています。 また、労働市場における労働者の参加率は0.2%下落して65.2%となり、仕事を求めているにもかかわらず仕事に就けない人(失業者)は40,000人増加して660,000人となっています。
事前の市場関係者の予想では、失業率は5.2%でしたので、予想以上に失業率が上昇した事から、市場内では、年内にもう一回政策金利を0.25%引き下げるであろうとの見方が大勢を占めています。
UBS のシニアエコノミストの Scott Haslem氏は、「今日の失業率の上昇は、これまで比較的タイトであった労働市場が緩んできていることを示しており、RBAは11月に再度政策金利を引き下げる扉を開いた」とコメントしています。
また、Royal Bank of Canada のエコノミストSu-Lin Ong氏も「来月に政策金利を0.25%引き下げ、更に2013年前半には更に0.25%引き下げて、豪の政策金利は2.75%になるであろう」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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