2012/10/11 06:31 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、9月の消費者センチメントも上昇するも引き続き弱含み
昨日、民間のWestpac and the Merlbourne Instituteが発表した10月の消費者センチメントは、1%上昇して99.2ポイントとなりましたが、引き続きセンチメントの良し悪しを判断するポイントである100ポイントを8か月連続で割り込み、引き続き消費者のセンチメントが弱含みであることを示しています。
Westpac のチーフエコノミストBill Evans氏は、
(1) 今日の結果には失望した。 何故ならば、先週にRBAが政策金利を引き下げたにもかかわらず消費者センチメントが100ポイントを越えなかったからである。
(2) 景気サイクル的には、これまでRBAは5回に亘り政策金利を引き下げたが、現在の消費者センチメントは1回目の政策金利を引き下げた時の消費者センチメントよりも下がったままである(景気循環的に、現在は(鉱山資源などの)好況後の景気後退期にあり、今は政策金利を引き下げても改善しづらい時間帯)。
(3) 今回のセンチメントで最も改善したのは、(これまで5回の政策金利の引き下げによって)家計部門の金利負担大きく低下した為、家計ファイナンス(個人ローン)は過去1年間で5.3%改善し、今後1年間の見通しも2.8%改善している。
(4) 一方で、最も悪くなったのは、経済状況で今後1年後に対する見通しは2.4%悪化し、今後の5年間の見通しも4.6%悪化している。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。