2012/10/09 06:29 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、9月の求人広告件数は6か月連続で減少
昨日、民間のANZグループが発表した9月のインターネット及び新聞に掲載された求人広告件数は季節調整後で前月比2.8%減少し、6か月連続の減少となりました。また、前年同月比では10.8%の減少となっています。
内訳としては、インターネットによる求人広告件数は、前月比で2.8%の減少で、前年同月比で10.1%の減少となっています。 また、新聞による求人広告件数は、同3.6%の減少で、前年比では10%近くの減少となっています。
ANZのオーストラリア経済及び不動産リサーチのヘッド Ivan Colhoun氏は、
(1) 前回(2011年下半期)にも、今回と同様に求人広告件数が6か月連続で減少した際には、豪の労働市場は失速した。
(2) 豪全体で、雇用数が減少していることを勘案すれば、今後数か月に亘り、失業率は上昇していくことが予想される。
今週の木曜日には、ABSが豪の雇用統計を発表することになっており、事前の市場関係者の予想では、失業率は、前回の5.1%から5.3%に上昇するとみている向きが大勢を占めています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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