2012/10/05 06:24 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、小売売上高は+0.2%に留まる
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した8月の豪の小売売上高がは、前月比+0.2%のAUD21.46bnでした。 事前の市場関係者の予想では+0.4%でしたので、予想より低い数字に発表後、豪ドルは売られて一時的に1.02ドルを割り込みました。7月は-0.8%でしたので、個人売上高は回復の兆しが出ていますが、その足取りは予想以上に重いようです。
また、この日、ABSは8月の民間の住宅着工許可件数を発表し、季節調整後で前月比0.5%下落し、前年同月対比では4.2%の減少となっています。
JP Morgan のエコノミストBen Jarman氏は、
(1) 小売売上に関しては、今年央にカーボン税の導入を前に、5月と6月に政府がその代償で現金を支給しており(バラマキをしており)、その影響によって小売売上に歪みが出てその評価は現時点では困難である。
(2) 一方で、民間の住宅着工許可件数は、事前の市場関係者の予想よりも強い数字あるが、それでも、引き続き低い水準にとどまっており、今後の成長率の見直しをする(下方修正する)必要がありそうである。
(3) これまで処、住宅業界は非常に弱い水準で推移しており、昨日発表された住宅販売実績にもそのことが如実に表れている。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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