2012/09/12 05:52 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、7月の企業貸し出しは5%減少
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した7月の企業貸し出しは、低い季節調整後で5%減少して5か月ぶりに低い水準となり、 金額としてはAUD29.8bでした。一方で個人の貸出は季節調整後で0.1%増加しました。
企業貸し出しは、月毎に増減が大きくぶれる傾向がありますが、エコノミストが今後の予想に使わる数字であり、これに基づけばこれから発表される数字は景気下振れの数字となることが予想されます。
今月に入って発表される豪の景気指標は、悉く、景気失速を示唆するものであり、2012年第4四半期にRBAが政策金利を引き下げる可能性が次第に高くなってきそうです(エコノミスト総弱気は天邪鬼の私としては実に気持ちの悪い状態)。
また、豪ドル/米ドル相場について言えば、豪の経済指標だけを見ていると豪ドルは米ドル対比売られるはずですが、その一方で、米ドルはFRBが更なる金融緩和を打ち出すとの観測が強まっており、両通貨とも金利先安観が強まる中、これらの為替取引は神経質な乱高下を繰り返す展開になっています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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