2012/02/24 05:55 | 昨日の出来事から | コメント(4)
豪、ケビン ラッド外相辞任で、ジュリア ギラード首相とガチンコ対決へ
一昨日、豪、ジュリア ギラード首相が来週初めに内閣改造をしてケビン ラッド外相(前首相)を更迭する計画が報道されるや、ケビン ラッド外相は訪問先のアメリカで自ら外相辞任を発表し、ジュリア ギラード首相との対決姿勢を鮮明に打ち出しました。
これを受けて、ジュリア ギラード首相は来週に労働党大会を行って、現在の混乱を党首選挙によって雌雄を決する決断をし、ここに、これまでの政局争いから、二人のガチンコ対決へと事態は発展しました。
そもそも、こうした背景には、世論調査において、もともと政権与党の労働党は、野党である自由党連立に対して水を開けられていました。 しかし、首相にふさわしい人としてはジュリア ギラード首相がトニー アボット野党党首に勝っていたのですが、今年に入って、先住民に対する待遇改善問題や、カーボン タックス(二酸化炭素税)の取り扱いを巡って国民や産業界から反発を買い、ここにきて人気がトニー アボット野党党首に越されてしまったことがあります。
更に、ケビン ラッド氏の人気と政治手腕は、労働党内のみならず、国連、そしてヨーロッパやアメリカからも高く評価されています。 しかも、ジュリア ギラード現政権内でも、2名の大臣が公然とケビン ラッド氏の支持を表明するほど現政権はガタガタです。
こうした政治混乱を受けて、金融市場では豪ドルが他通貨対比売られ、株式市場でも今後の政治の行方の不透明さから、他の海外市場では堅調に取引される中、弱含みで取引されています。 先日もご紹介しましたが、RBAをはじめ、財界もこぞって労働党に対して、一刻も早い事態の打開を要求しています。
さて、私のようなオーストラリアでの選挙権のない一人の海外移民の立場から今のオーストラリアの政治内紛を言わせていただければ「現在のオーストラリアには、財政不安も金融不安もない。 景気は好調で、こんなに安定した平和な国で、こんなレベルの低く醜い争いをするのは、よっぽど他にすることが無いからか、平和ボケ以外の何物でもない!」と思うのですが、皆様はどう思われますか?
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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4 comments on “豪、ケビン ラッド外相辞任で、ジュリア ギラード首相とガチンコ対決へ”
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個人の確執・・・??
日本を捨ててオーストラリアに住みたい。
日本の高度成長期の自民党内派閥抗争のようなものかと。
オーストラリアは単独の大陸の国ですから、防衛も外交も真剣に必要なし。内政のみに目を向けていれば十分というのが羨ましい。
北朝鮮からミサイルも飛んでこないし、中国の船が領土拡大を狙うこともない。土地は余ってるように見えますし。
国に借金も無いし、相続税も無いと聞いた事があります。
紫外線さえなければ家族で移住したいです。
移住した前橋さんが最強か。