2012/07/24 06:34 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第2四半期のPPIはプラス0.5%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2012年の豪のPPI(生産者物価指数)は、市場関係者の事前の予想よりも若干高い前期比プラス0.5%でした。 尚、前年同期比ではプラス1.1%でした。
段階別の物価上昇の内訳は、第1ステージ(原材料)では前期比0.9%増加し、前年同期比ではプラス1.4%となっています。 また、第2ステージの中間財に関しては前期比では0.7%増加し、前年同期比ではプラス1.4%となっています。
品目別の内訳としては、原油の輸入価格が上昇した事と、外国の製品、および輸入している農業品の価格の上昇が生産者物価を押し上げた形になっています。
市場関係者のコメントとしてSt George 銀行のエコノミストJanu Chan氏は、
(1) 数字そのものは驚くほどのものではないし、第2四半期は豪ドルが他通貨対比売られた影響で輸入価格が上昇し、これによる生産者価格の上昇は織り込まれていた。
(2) 確かに輸入価格の上昇による生産者価格の上昇はあったものの、一方で、国内の生産者物価は引き続き落ち着いている。
とコメントしています。
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