2012/02/23 06:12 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2011年第4四半期の賃金は1%上昇
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した、豪2011年第4四半期の労働賃金(ボーナスを除く)は前期比対比で1%上昇しました。 事前のエコノミストの予想では+0.8%でしたので、予想よりも高い伸びとなっています。 特に民間の労働賃金が、より急速に上昇しています(ちなみに前期の民間部門の労働賃金は0.8%の上昇に留まっていました)。
今回の数字によって、予想以上に労働賃金が上昇したことが分かり、今月にRBAが政策金利を据え置いたことの正当性を裏付けた形となっています。
JPモルガンのエコノミストTom Kennedy氏は「今回の数字で、当局(RBA)は労働賃金が年率4%に上昇してきたことを懸念するであろうが、我々としては、豪の失業率は更に若干上昇すると考えており、労働賃金は更に上昇することはないであろう」とコメントしています。
また、ドイツ証券のオーストラリア経済担当エコノミストAdam Boyton氏は「これまでは公共部門の労働賃金上昇が民間のそれを上回っていたが、ここにきて民間が公共部門の賃金よりも高い伸びを示している事は特筆すべきである」としています。
この調査は、毎期、豪企業3000社19,000人を対象にして調査が行われています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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