2011/12/04 09:38 | ペンタゴン チャート | コメント(0)
ペンタゴン チャート日経平均1205
弱気アングル移行後に、反発
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ペンタゴン チャート
このペンタゴン チャートの基準は、2010年09月の8,800円台と2011年2月の10,800円台を基準に作成しました(先月と変わらず)。
現在のペンタゴンはトーチに接する緩やかな右肩上がりのペンタゴンから外周辺リーヌに接する右肩下がりのペンタゴン リーオーワーカーヌに移行してきましたので、基本的には弱気です。
次に、このペンタゴンの外周線リーオーワーカーヌが重要になります。 相場の値段がこの外周線で上値を押さえ込まれ、あるいは値段を下支えされることがよくあります。 上図のチャートでは、外周辺リーヌを割り込んだ後、この外周辺に沿って上昇しています。 逆の言い方をすれば、相場はこの外周辺を越えることはできません。 何故ならば、これを越えると再び元のペンタゴンに戻り逆行してしまうからです(現在の時間帯で9,000円近辺)。
その次に重要な線は、このペンタゴンの5角形を結んだ対角線、リーワ、リーカ、ヌーオ、ヌーワ、そしてオーカです。 相場はこれらの線に沿って上昇したり、下落したりすることがよくあります。 現在の相場は、特に対角線と関わっていませんが、将来的には対角線リーカが相場を下支えし、一方で対角線ヌーオが上値抵抗線となりそうです。
そして、最後に補助的な線、つまり上図の場合では、頂点リから対辺カーヌに対して、そして頂点ヌから対辺リーオに対して3本引かれています。この線は、例えば頂点リから対辺カーヌに対して、中点そして辺の0.382及び0.618の点に向かって引かれています。 どうしてこのような線を引くかと言えば、ペンタゴン チャートは黄金分割で出来た図形だからです。現在の相場水準では、頂点リから対辺カーヌに対して引かれた3本の補助線が下支えをしそうです。
2.ペンタゴン チャート分析からわかること
以上を踏まえて、ペンタゴン チャートからわかる現状を列挙します。
(1) 現在は、外周辺リーヌに接した右肩下がりのペンタゴンに移行してきましたので、基本的には弱気相場の中に位置しています。
(2) ペンタゴンの外周辺を見てみますと、現在は外周辺リーヌに沿って上昇していますが、これを上に越えることはできません(現時点では9,000円近辺)。 何故ならば、これを上に越えるとペンタゴンが逆行してしまうからです(つまり時間が逆行してしまいます)。
(3) 次に対角線を見てみますと、現時点では特に関わっていませんが、将来的には対角線リーカが相場を下支えしそうです(現時点では8,000円近辺に位置しています)。
(4) ペンタゴンの補助線を見てみますと、頂点リから対辺カーヌに引かれた3本の補助線が相場を下支えしそうです(現時点では8,100円から8,400円近辺にかけて)。
3.先月のペンタゴン チャートの予想とその反省
先月(11月7日)に予想したことは、
(1) 現在の水準での揉み合いが続くと、今月末頃に次のペンタゴンの移行期に差し掛かってくることに注目したいと思います。 このままの水準が続けば、次のペンタゴンは右肩下がりの弱気アングルとなります。 一方で、可能性は低いと思われますが、今月下旬で10,000円を越えているようであれば、次のペンタゴンは右肩上がりの強気相場となります。
(2) 現在の水準は、頂点トから対辺リーヌに対する3本の補助線に下支えされ(8,500円〜8,900円)、その一方で、頂点チから対辺リーヌに対する3本の補助線が上値抵抗線となる相場展開を予想しています(8,800円〜9,200円)。 ご覧のように、下値支持線と、上値抵抗線が複雑に交差しており、相場は、現在の水準で膠着状態になるのではないかと考えています(次の展開待ち)。
反省:
(1) 相場観としては、先月は弱気を想定していたので正しかったが、8,500円を大きく下回ることは予想していなかったので、8,500円以下で売りポジションを作って収益を上げることが出来なかった。
(2) 月末のボトムをつける時間帯は予想通りであったが、基本は弱気であったため、反発局面であまり収益に結び付けることが出来なかった。
(3) 全体として、収益は上げることが出来たが、物足りなさの残った月となってしまいました。
4.今月のペンタゴン チャート分析から予想される事
2の分析を踏まえて、考えられることは、
(1) 現在は右肩下がりのペンタゴンの中に位置していますので基本的には弱気です(現時点では9,000円を越えることはできません)。
(2) 目先的に反発局面にありますが、前回高値9,100円近辺は上値の重い展開と予想します。
(3) 一方で、対角線リーカでは相場を下支えされそうです(現時点では8,000円近辺に位置しています)。
(4) 以上から、目先的には押し目買いの時間帯ですが、9,000円近辺は上値の重い展開を予想します。一方で、現時点では前回安値8,135円は底固いと思われ、これを損切り線として押し目買い姿勢で臨みたいと思います。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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