2010/03/11 05:23 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、経済担当の高官による講演から
昨日、RBAのassistant governor economic であるPhilip Lowe氏が、今後の見通しについて講演をしました。講演の中で、彼は、RBA が経済に対して前向きな見通しを持っていることを確認したうえで、今後は(1)供給サイドの改善、(2)住宅不足の改善、(3)インフレを低い状態に維持する、事が重要になるとの認識を示しました。
主な内容は以下の通りです。
(1)我々は、需要が過度に増えることでインフレにならない為にも、経済の供給サイドの改善にもっと注意を払う必要になるであろう。
(2)今後、人口が長期に亘り増加し、これまでの住宅事情を改善しないのであるならば、これまで以上に住宅不足に直面するであろう(住宅価格の上昇に対する懸念)。
(3)資源関連の輸出は増加するであろう。また、これまでに投下した資本財(設備投資)は、やがて実を結ぶであろう(収益に反映されるであろう)。
(4)リスクとしては、今後の世界経済、とりわけアジアの景気動向がオーストラリアの経済に大きく影響を与えるであろう。
(5)これまでの世界経済の回復を受けて、IMFは今年の世界のインフレ率を上方修正する可能性がある。
とコメントしました。
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