2010/03/05 05:19 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、1月の貿易赤字大幅に減少
1月の数字は、輸出が回復していることを裏付けており、4月以降に石炭、鉄鉱石の契約輸出が本格化し、これが今後の貿易統計のカギとなるとの見方が出ています。
RBSのチーフエコノミストKieran Davies氏は、
(1) 2010年を通じて貿易収支は改善するが、それも貿易収支は赤字であろう。
(2) 資源関連価格は上昇しそうであるが、一方で、これらの産業は資本財をそれに合わせて輸入するため、かなり相殺される。
(3) RBAの副総裁Ric Battellinoが行った「豪の貿易収支は、輸入が引き続き強い為、貿易赤字は拡大する傾向がある」とのコメントに同意する。
(4) 消費者需要が今後も旺盛な状態が続くと予想され、輸入は増大しそうである。
(貿易赤字はどちらかといえば拡大するバイアスがかかっている)。
また、JP MorganのHelen Kevans氏は、「今後、他国において金利上昇期待が高まり、豪ドルとの金利格差が縮まるとの思惑から、2010年後半の豪ドルは弱含むであろう」とコメントしています(こうした考えがあることには注目したいと思います)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。