プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2010/03/01 00:10  | 昨日の出来事から |  コメント(0)

ウィークリー ミーティング301から


おはようございます。

今週の「ウィークリー ミーティング」の一部をご紹介します。

1.「最近の為替の動きの背景に2つの信認の低下」問題

私は、毎日、5つの為替(米ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ユーロ/ドル、豪ドル/米ドル)の値動きを追いかけていますが、 最近はこれまでになく、連動性(あるいは相関性、逆相関性)がなくなってきていることを強く感じます(具体的な数字で押さえていませんが、読者の皆様もそう感じの方も多いと思います)。

これは一体何を意味するのでしょうか?
まず、私たちが一番、身近に感じる米ドル/円ですが、 正直言って相場になっていません。
特に、象徴的であったのは、先々週にFRBが公定歩合を上げて為替は1円近くドル高になりましたが、それ以降はジリ貧になって、先週末には公定歩合上げを発表した水準以下にまでドルは売られています。 結局、市場では今回のFRBの公定歩合の引き上げは、実質的な金利上昇局面に入ったとは捉えておらす、FRBの金融緩和政策の出口政策の一つもモーションとしか見ていないようです。

(以下は有料サイトにてご覧になれます)

2.「国債の入札と為替」の関係について

読者の方から「国債の入札と為替」についてご質問をいただきました。 これをお読みの皆様は、この問いに対して、いかが答えになるでしょうか? また、最近になって、ギリシャ国債の買い替えの問題が話題になっています。
今日は、国債の入札と為替の関係についてお話したいと思います。

国債の入札と言っても、その背景は様々です。

例えば、日本のように、自国の資金が95%以上で賄われている場合は、国債の入札結果が良かろうが悪かろうが、理論上は、需給的には為替に影響は殆どありません。 何故ならば、調達される資金が円で、運用される資金も円だからです。 ただし、入札の結果が悪いと「日本売り!」のイメージが出て、投機的に円が売られる場合があります。 また、国の格付けが下げられる局面では、そうしたバイアスが加わって円安が進むことがあります。

(以下は有料サイトにてご覧いただけます。)

尚、今回のウィークリー ミーティングは、A4サイズで9ページに及び、これ以外にも楽しい話題がたくさんあります。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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