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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2011/03/23 05:36  | 昨日の出来事から |  コメント(0)

日経平均、9,600円台回復で下げ波動は一旦、見直しへ


おはようございます。

これまでの日経平均の下げ局面に際し、エリオット波動を使って相場予測を試みてきました。
3月15日の8,227円で下げの第3波を完了し、戻り波動の第4波の第1目標を、今回の一連の下げ幅の0.382戻しを計算して9,200円とし、戻りの第2目標を、同じく今回の一連の下げ幅の0.5戻しである9,600円近辺としてきましたが、昨日に、この値段を越えてきましたので、これまでの下げ波動のカウントは成立しなくなりました。

また、 目先の強弱を判断する線(9,559円)をも越えてきており、一目均衡表でいうところの基準線を越えてきている事も、下げ波動を見直す必要性を正当化しています。
従って、ここは、一旦、ポジションを中立にし、一両日は様子を見たいと思います。
(まだまだ、未熟で申し訳ございませんでした!)

今後の相場展開ですが、阪神大震災の後の株価の動きを振り返ってみますと、1995年当時の株価は、上にも下にもいかずに膠着状態に陥ってしまいました(ぐっちー編集長のお言葉を借りれば『脳死』状態)。 今回の大震災の場合にも同様の展開になる可能性があります。 といいますのも、今回の大震災では、未だ被害の実態すら把握できず、また、福島第一原発が収束しない中、今後の日本経済及び個別の企業の業績見通しは、最低でも3カ月ぐらい経たないと見えてきません。 こうした事も、膠着状態が続く可能性を支持する要因となっています。

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