2010/09/15 05:31 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、8月の企業信頼感指数、プラス11ポイントに上昇
昨日、民間のNAB(National Australian Bank)が発表した8月の企業信頼感指数は7月のプラス9ポイントからプラス11ポイントに上昇しました。 一方で、ビジネスコンディションは、プラス5ポイントと前月と変わりませんでした。 また、資本稼働率は、7月の82.3ポイントから81.2ポイントに下落しています。
この調査が行われた時期(8月24日―8月31日)は、8月21日の総選挙の結果がハング オーバー(hang over)状態であり、どの政党が政権を担うかがはっきりしておらず、特に鉱業部門に対する超過利益に対する税金問題が解決されていない状態でのヒアリングにも関わらず、企業マインドは強気であることが窺えます(対象企業は非農業部門の530社)。
一方で、今月初めに景気にとって強い雇用統計が出ましたが、今回のNABのリサーチによれば、雇用コンディションは、7月のプラス4ポイントから8月はプラスの3ポイントに低下しています(雇用統計ほど強くない数字)。
NABは「部門的には、鉱業部門、運輸や設備関連が好調な一方で、小売部門が最も弱い値になっている」とコメントし、「RBAは、年内は引き続き現在の政策金利を維持する」と見方を引き続き支持しています。 「ただ、3四半期のインフレ率の数字次第では、RBAは現在の政策金利維持のスタンスから金利引き上げのスタンスに方向転換しても驚かない」ともコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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