2010/02/17 05:30 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、1月のビジネス信頼度指数は7ポイント上昇
1月のThe National Australia Bank Business Confidence Indexは、12月の下落から一転して7ポイント上昇して、プラス15ポイントになりました。特に、労働市場の強さが大きく押し上げています。1月の労働市場の指数は、1ポイント下落したものの、引き続きプラス6ポイントを維持しています。 加えて強かったのは、製造業、金融、リクリエーション関連でした。
その一方で、ビジネス 関連の指数は7ポイント下落してマイナス3ポイントとなり、主に小売り、鉱業関連で著しく下落しています。 また、将来の受注は全般的に11ポイント下落し、マイナス4ポイントとなっており、2009年央以来の低さとなっており、やや陰りが出ています。
しかし、NAB(National Australia Bank)のエコノミストは、
(1)1月のビジネス コンディションの低下は長く続かないし、急落することもないであろう。むしろ、今後は持続可能な水準への過程を辿るであろう。
(2)労働市場が引き続き堅調なのは、労働市場はタイム ラグが大きく、今後、低下する懸念を持っている。特に労働市場の賃金上昇が懸念される。
とコメントしています。
ちなみに1月の労働賃金は0.5%上昇しています(2009年第4四半期の賃金上昇が0.9%でしたので、かなり早いピッチで上昇していることが窺えます)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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