2011/03/10 05:28 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、3月の消費者センチメントは低下
昨日、民間のWestpac and Melbourne Instituteが出した3月の消費者センチメント インデックスは、季節調整後で2月の106.6ポイントから104.1ポイントに低下しました(率にしてマイナス2.4%であり、9かけ月ぶりの低い水準となっています)。 前年同月比では、季節調整後でマイナス11.3%となっており、インデックルのトレンドとしては年間ベースでマイナス9.8%となっています。
WestPacの チーフエコノミスト Bill Evans 氏は、
(1)数字は、予想よりも悪いものであった。
(2)今回の数字は2010年6月以来の低い数字あり、RBAの金利引き上げ政策と、鉱山関連企業に超過利益課税を政府が検討している事が消費者のセンチメントを冷やしている。
(3)また、中東の不安定要因については、「国際経済に悪影響を与える」と答えた消費者は僅か13.7%しかいなかった(中東情勢を過小評価しすぎか?)
(4)一方で、今回のセンチメント調査では、今後12カ月については、消費者センチメントが5.7%改善する事を示唆しており、景気に対してあまり弱気になる必要はなさそうである。
今回の調査は、RBAが政策金利据え置きを決めた3月第1週に行われれ、この週には議会では、二酸化炭素税の議論が始まっており、「こうしたことも今回の調査に影響を与えてた」としています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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