2010/09/03 05:20 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、7月の貿易黒字は大きく縮小
昨日、オーストラリア統計局が発表した7月の貿易収支は、季節調整後で6月のAUD3.44bnドルの黒字から7月はAUD1.89bnの黒字と予想を大幅に下回って黒字幅が縮小しました。
主な内訳は、7月は6月に比べて輸入が2%増え、輸出は4%低下しています。 輸入増加の主要因は防衛関連(ジェット戦闘機の購入AUD477mn)が占めています。 一方で、輸出減少の主要因は鉱業関連の輸出が前月比減少したためで、特に石炭関連の輸出は6月に比べて16%、また、鉄鉱石関連では7%それぞれ低下しています(特に中国とインド向けが大きく減少)。 しかし、市場関係者は、引き続きアジア諸国からの需要は堅調で、石炭、液化天然ガス、鉄鉱石の需要は中期的に増加傾向を辿るだろうとみています。
Deutsche Bank のチーフエコノミストAdam Boyton氏は、
(1)7月の貿易黒字の大幅な縮小は、持続的な貿易の増加が続く中、防衛関連の輸入がスポット的に大きく入った為、大幅な縮小になっている。
(2)鉱業関連の輸出の伸びの減少も、4月以降の大幅な価格引き上げの後の反動的な動きであり、今後も、比較的堅調に輸出は推移するであろう。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。