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2011/09/01 05:33  | 昨日の出来事から |  コメント(0)

豪、住宅価格も下落に転ずる


おはようございます。

昨日、民間のThe RP Data-Rismark Hedonic Home Value Indexによる7月の住宅価格インデックスは、季節調整後で前月比マイナス0.6%と7カ月ぶりに低下しました(前年同月比ではプラス3.4%でした)。 ここに来て住宅価格も一頃のようなバブル的な様相はすっかり潜めてきています。

内分けとしては、クイーンズランド州、南オーストラリア州、キャンベラの住宅価格が下落する一方で、シドニーは、プラスとなっています。

こうしたことを受けて、エコノミストの間でもRBAの政策金利引き下げに言及し始めています。
Rismarkのエコノミスト Chris Joye氏は「オーストラリアの住宅市場は、今がピークで、今後は下落に転ずるかも知れない」と指摘し、「一部の住宅ローン金利は、市場実勢に合わせる形で金利が低下し始めている」とコメントしています。尚、短期金利市場では、今後1年以内に125bpの政策金利の引き下げを既に織り込んだ水準で取引されています。

これまでの英誌エコノミストを通じて何度も指摘してきましたが、豪の住宅価格は非常に割高な状態まで買われており、一部には過熱感もありましたので、これにきてその修正が入り始めた形です。

ちなみに、「2011年、世界で最も住んでみたい都市ベスト10」に、オーストラリアのメルボルン、シドニー、パース、アデレードの4都市が入る程、オーストラリアの都市は人気があるようです(うっ、僕の住んでいるブリスベンが入っていない!)。

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