2010/08/27 05:24 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第2四半期の民間資本投資4%下落
昨日、オーストラリア統計局は、2010年第2四半期の民間部門の資本投資額を発表し、第1四半期のAUD27.17bnから4%下落してAUD26.19bnだったと発表しました(事前の予想はプラス2%でしたのでかなり弱い数字となっています)。
事前の予想では、鉱業(特に天然ガス開発)を中心に2011年3月にかけて、年率24.3%増加を見込んでいましたが、インフレと賃金上昇、更にアメリカと中国経済の失速懸念から、やや手控える動きが出たようです。 また、2009年10月以降の6度に亘る金利引き上げもここに来てボディー ブローのように効いてきているようです。 従って、市場関係者は「RBAは2011年まで現在の政策金利を据え置くであろう」との見方を更に強めています。
今日の数字を受けて、Citi グループのエコノミストJosh Williamson氏は、彼の9月1日のGDP予想を0.1%引き下げて0.8%と下方修正し、「私が予想する『RBAは、年内は金利を引き上げる事はないであろう』とする見方を更に強固なものにした」とコメントしています。 その一方で、今、審議されようとしている鉱業部門の利益に対する超過利益税が、僅かなものに留まるならば、引き続き鉱業部門の拡大は期待できるとしています。
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