2010/02/02 05:24 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、1月の求人広告件数は8,1%下落
昨日、民間のANZ グループが、1月の新聞およびインターネットによる求人広告件数が、12月対比、季節調整後で8.1%下落したと発表しました。
内訳としては、1月のインターネットによる求人広告件数は7.6%減少し、前年対比、季節調整後で26%下落しています。 また、1月の新聞による求人広告件数は16.6%減少し、前年同月対比で、季節調整後で23.5%の減少となっています。
地域別では、ヴィクトリア州が26.9%減少し、タズマニアが25.6%減少しました。もっとも減少幅が小さかったのは西オーストラリアで4.6%の減少となっています。
この結果、週平均の求人広告件数は125,310件となりましたが、それでも、2009年7月の最低水準を7%上回った水準を維持しています。
ANZのチーフ エコノミスト Warren Hogan氏は、
(1)1月の求人広告件数が12月対比かなり下落したことは、現在の景気回復の局面が、いまだ脆弱であることをしましている。しかし雇用は、年後半には堅調に推移するであろう。
(2)と言うのも、今月の数字は弱かったものの、求人広告件数のトレンド自体は引き続き改善傾向にあり、このことは、オーストラリアの人口増加、就業希望者が増えているにもかかわらず、2009年第4四半期の就業者数の増加に表れている。
(3)また、政府の景気刺激策が終了した現在においては、全体の求人広告のペースは鈍化しているものの、小売セールス部門の求人広告が堅調に推移しており、今後の雇用拡大につながる可能性が大きい。
とコメントしています。
そして、今日の注目点は、何と言ってもRBA(オーストラリア準備銀行)による金融政策決定会合が開かれることです。 市場では、RBAが0.25%公定歩合を上げるとの見方が大勢を占めています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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