プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2011/02/23 06:22  | 昨日の出来事から |  コメント(0)

Please Fasten Your Seat Belt!!


おはようございます。

昨日は、相場が大荒れしていますが、読者の皆様、いかがお過ごしでしょうか?

読者の方から、思わず「ひ〜〜!」とコメント頂きましたが、全く、その言葉がぴったりの一日でした。

まずは、リビヤ情勢です。
前から、お話申し上げているように、この国とシリアは超独裁国家ですので、なんとも言えないと申し上げてきましたが、それにしても、凄惨な事態に突入してきているようです。

ここの国が、アルジェリアやエジプトと違うのは、石油産出量は1日当たり160万バレルとイラク並みに多いこと、そして石油埋蔵量は世界8位と、石油リッチ国なのです。ここの政情不安は、一気に世界を駆け巡り、株価は大きく下落し、ユーロは、リビヤからのニュースで乱高下をしています。

そこへ追い打ちをかけるかのように、ニュージーランドで、大地震があり、NZ ドルが売られ、それにつられて豪ドルまで売られる羽目になってしまいました。 NZランドで被災された方には申し訳ないのですが、これには私は思わず「何で、豪ドルまで売られなければいけないの?! オーストラリア大陸は、びくともしてないのに?!!」と叫びましたが、相場は、無情にも私の損切り線まで下落してしまいました。

後から、冷静に考えてみれば、結局のところ、「豪ドルは、そういう時間帯(豪ドルが売られる時間帯)に差し掛かっていたので、直接関係のない話でも、大きく反応したのかな」と、言い訳半分、慰め半分で、言い聞かせている自分でした。

さて、気を取り直して、今日以降ですが、目先的に、マーケットが壊れた感じですので、相場観が激しく対立して、今後も暫く乱高下がありそうです。

こういう時は、自戒も込めて「損切り線をしっかり定めて、場合によっては、売買のボリュームを絞って、相場に向かいたい」と思います。 

そして、やられたからといって、カ〜ッと頭が熱くなってカリカリせず、相場がわからないときには静観する覚悟も大事です。
(これは、誰のことだ?! すみません、昨日の私のことです、、、、)

いずれにせよ、こんな乱高下にへこたれずに頑張りましょう!

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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