2011/02/23 05:25 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第4四半期のビジネス信頼感が低下
昨日、民間のNAB(National Australia Bank) グループが発表した、2010年第4四半期の豪のビジネス信頼感は、前期のプラス9ポイントから、プラス5ポイントに下落したと発表しました。 また、ビジネス コンディション インデックス(Business Condition Index)は、 プラス5ポイントからプラス2ポイントに下落しています。
内訳的には、収益性については第3四半期のプラス4ポイントからマイナス1ポイントに下落し、特に、運輸、家庭製品、農業関連、そして金融関連は大きく低下しています。 その一方で、中長期的な設備投資計画は、比較的堅調な水準に留まりました。 また、2010年第4四半期の卸売物価は、年率換算で0.9%の増加に留まり、同消費物価は、若干のマイナスに留まっています。 また今後の収益性については、若干の改善がみられるものの引き続きマイナスの範囲で推移しています。
問題は、これらの数字は、2011年1月のクイーンズランドの大洪水や、ハリケーン ヤシの影響を全く考慮されておらず(調査時期がそれ以前であった為)、その影響を勘案すると2011年第1四半期のビジネス コンディションは、更に悪化する事が予想され、RBAが予想するように災害の影響が早期に回復するかどうか、やや疑問を投げたけた形になっています。
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