2010/01/19 06:41 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、12月のインフレーションは0.3%上昇
昨日、民間のTD Securities-Melbourne Instituteは12月のインフレーションは、11月に続いて2ヶ月連続して0.3%上昇したと発表しました。この結果、前年同月対比では2.6%の上昇となっていますが、RBA(オーストラリア準備銀行)のターゲットとしている2−3%の範囲内に収まっています。
物価上昇は、昨年来の浅い景気後退のあと再び上昇をし始めていますが、ただちに大きなインフレを引き起こすようなエネルギーはなさそうです。 内訳的には、ホテル、旅行、ガソリン、果物や野菜が上昇する一方、家賃、書籍、雑誌、金融サービスの価格が低下しました。
政府の消費者物価指数は1月27日に公表される予定ですが、エコノミストの中には、(インフレ率がRBAのターゲットの範囲内であっても)引き続き2月のRBAの金融政策決定会合で、公定歩合を0.25%引き上げると予想する向きもあります。
TD証券のシニアエコノミストAnnette Beacher氏は、
(1)2008年央でデフレは終了し、現在はインフレ率がボトムアウトしただけでなく、急速な上昇を示唆するシグナルが引き続き潜在している。
(2)だからこそ)、オーストラリアの将来の強気の経済見通しを見越して、RBAが公定歩合を3%から3.75%に引き上げた結果、現在のインフレ率に収まっている。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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