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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2010/01/19 06:34  | ユーロ/円 |  コメント(0)

ユーロ/円119


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一時、131円手前まで買われるも、売り物に押される
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のユーロは130円台前半で寄り付き(安値130.08円)、東京時間は買われて上値を試しました。ロンドンの寄り付きにその日の高値130.93円をつけた後は売られ、 NYの寄り付きには90円台前半まで値を下げました。NYの引けにかけては90円台半ばで揉み合う形となり、現在も同水準で取引されています。 

2.マーケット分析

テクニカル分析: 長期の指標は薄い雲を挟んだ動きになっていますが、どちらかと言えば下に抜けてきました(中立と弱気の境目)。中期の指標は中立に位置しています。目先の強弱を判断する線が130.88円にあって、昨日はこの水準近辺での取引となっています(目先的に中立と弱気の境目)。 価格的には132円台を挟んで乱高下を繰り返していましたが、下放れしようとしています。

サイクル分析:  
30−40日サイクルは上図のように考えています。 これは12月中旬の127円台から始まった現在の相場は、1月上旬の134円台でサイクルの高値をつけたのではないかと考えています。これに従えば、今後1月の下旬にかけて下値模索しそうです。

ボティリティ分析: 
先週については、20日間のボラティリティは10%台から週を通じて反発してきました。ただし、値幅が大きくなる一方で方向感は出ませんでした。 一方で、60日間のボラティリティは15%台で横這っています。 このことは、目先的に相場観が大きく対立して値幅が大きくなっていることを意味しています(この乱高下の後、トレンドが出る可能性が大きいと思われます)。

3.今日の方針

目先の強弱を判断する線をしっかり下回ってくるようであれば基本姿勢は戻り売りに転換します。

方針1:その際の戻り売りの目標は、131.80円です。133円を越えてくるようであれば損切りします。
方針2:中立です。
追撃ポイント:130円を切ってくるようであれば追撃の売りを検討します。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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