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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2010/01/15 06:36  | 昨日の出来事から |  コメント(0)

豪の失業率は、5.5%に改善


おはようございます。

昨日、オーストラリア統計局は、11月の失業率は、前月比0.1%下がって5.5%になったと発表しました。 主な内訳はNSW(ニュー サウス ウェルズ州が、0.1%低下して5.9%、 ヴィクトリア州が0.2%低下して5.2%、クイーンズランド州が0.2%低下して5.9%、西オーストラリア州が0.2%低下して5.3%となっています。 特に、鉱業関連を多く抱えるクイーンズランド州や西オーストラリア州の失業率の改善が目立っています。

この結果、足元4カ月で135,000人の雇用を創出したことになり、これは2007年の景気のピークに匹敵する雇用の増加となっています。

市場関係者は、これを受けて来月のRBAの金融政策決定会合で、0.25%の公定歩合を上げるとの見通しが大半を占めてきています(金融政策決定会合の2週間前にあるインフレ率の発表を見極める必要があることを前提に)。 また、一部のエコノミストは、豪の失業率は今年中に5%を切るのではないかとの強気の予測を立てる向きも出始めました。

こうした失業率の改善を受けて、一部の政治家(特に野党)は、ここまで景気が回復しているにもかかわらず引き続きこれまでの景気刺激策を継続するのは、政府支出の無駄遣いであるとの声が出始めています。 しかし、政府側の副首相(兼労働大臣)Julia Gillard氏は、今回の失業率の低下を歓迎すると同時に「未だに働きたいと思っている人が自分の望む労働時間を働けていない現状をみると、政府の景気刺激策を継続する必要がある。」として、政府の景気刺激策を擁護しています。

しかし、Access EconomicsのディレクターChris Richardson氏は、
(1)今年は選挙の年でもあるが、前回の選挙の年ではRBAは金融引き締めの手綱を緩めなかったので、今年も彼らの金融政策は選挙に影響されることはないであろう。 
(2)その一方で、来年度(2010年7月―2011年6月)予算審議は、今回の景気刺激策が大き過ぎたのではないかとの批判が上がる中の審議となり、与野党の攻防は激しいものとなるであろう。

とコメントしています。

為替市場では、豪ドルが対ドル、対円共に瞬間的に大きく買われましたが、その後は伸び悩んでいます。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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