2010/01/13 06:43 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、11月の住宅ローン認可件数は5.6%減少
主な内訳は、新築住宅ローン認可件数は季節調整後で6.6%減少し、中古住宅ローンの認可件数は5.4%減少となっています。 特に、初めて取得する住宅ローン申請者は、2009年前半の平均である26.5%から大幅に減少して全体の19,4%にとどまっています。
背景には、RBA(オーストラリア準備銀行)が連続して公定歩合を引き上げていることと、政府の新規住宅取得に対する補助金が終了していることが挙げられます。
エコノミストの間では、貸出金利については2010年上旬まで上昇傾向にあり、来月の公定歩合の上げでピークアウトする見方が多く、また、住宅業界については、建設業界の堅調な動向に支えられて一年を通じで堅調に推移するであろうとの見方が大勢です。
WestpacのシニアエコノミストAndrew Hanlan氏は、
(1)RBAは、2009年10年以降の公定歩合の引き上げで住宅市場が影響を受けることはよく認識しており、今回の数字を深刻なものと受け止めないであろう。
(2)豪経済は、2010年も順行速度で拡大しており、RBAは2月に公定歩合を引き上げるであろう。
(3)豪の人口の増加と水準的にはまだ低い金利に下支えされて、住宅市場は今後も堅調に推移するであろう。
とコメントしています。
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