2011/01/30 08:59 | 昨日の出来事から | コメント(1)
エジプトは中東のベルリンの壁になるか?
ところで、今回のチュニジアに始まった民主化革命は、今年に入って突然起こったものではありません。 この問題を考える上で、押さえておかなければいけないのが、ダルフール難民問題(スーダン大量虐殺問題等)や長年に亘って紛争が絶えなかったスーダンで、ようやく南スーダンの独立自治を問う国民投票が、国連の厳しい監視の下で行われ、南スーダンの投票者の90%が独立自治に賛成の意思表示をしたことで(未だに集計中)、南スーダンの独立がほぼ確実になったことが大きく影響しています。 と言いますのも、北アフリカでは、これまでは民主化を求めては当局の弾圧によって完全に抑圧されてきた歴史の繰り返しで、「民主化は夢のまた夢」と諦めていたところに、「あの大虐殺と内紛を繰り返したスーダンに民主国家が出来る」話題は、北アフリカのアラブ人を相当刺激したことは間違いありません。
そして、今、北アフリカには、独裁者(民主主義的な選挙によって選ばれていない人、もしくは王)によって長期間支配されてきた国々がずらりと並んでいます。 まず、モロッコ王国のモハンマド6世(Mohammad VI :在位1999年7月〜現在)、 アルジェリアのアブデルアジズ大統領 (Abdelaziz Bouteflika : 在位1999〜現在)、 リビヤのカダフィ大佐(Muammar Qaddafi : 在位1969〜現在)、そしてエジプトのムバラク大統領(Sosni Mubarak : 在位1981年10月〜現在)となっています。
一部には、今回のエジプトの大規模デモ(暴動)は、1989年のベルリンの壁のように、中東でドミノ的に民主国家が出来るきっかけとなる可能性を指摘する向きもありますが、残念ながら、私は、北アフリカではそのようにならないのではないかと考えています。
と言いますのも、中東の政治体制を考える時の重要なポイントが幾つかあります。それは、まず、・・・・・
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One comment on “エジプトは中東のベルリンの壁になるか?”
ぺルドン にコメントする コメントをキャンセル
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それは・・
スパン次第・・
古代から・・
エジプトは・・世界に・・大変な影響を・・与え・・
中近東・・北アフリカ・・の人々が持つ・・内的インパクトは・・計算・・出来得ない・・・