2010/07/29 05:39 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第2四半期のコア インフレは緩やかに低下
昨日、オーストラリア統計局は2010年度第2四半期の豪のコア インフレ率は0.5%(前年対比2.7%)であったと発表し、2010年第1四半期の0.8%(同3%)に比べて緩やかに低下しました。 事前の市場関係者の予想は0.8%(同3%)が予想でしたので、それよりも低い数字となりました。
また、同時に発表された消費者物価指数は0.6%上昇し、前年対比で3.1%となっています。豪統計局は「消費者物価指数は市場の予想した1%の上昇に比べて低い数字にとどまった。」とコメントしています。
その結果、過去3年間で初めて、RBAが目標とするインフレターゲットである2−3%以内にコア インフレ率が収まった形になり、今日の数字は8月21日の総選挙を前にRBA次のRBA理事会で政策金利を引き上げるかどうかを占ううえで重要な判断材料になると考えられていましたが、これによってRBAは政策金利を据え置く可能性が大きいとの見方が市場の大半を占め始めています。
為替市場はこの数字を受けて豪ドルは急落し、また短期金利市場でも、今週の火曜日の時点では8月に0.25%の政策金利引き上げを30%織り込んだ水準で取引されていましたが、現在は売られています。
一方で、8月21日の総選挙の行方ですが、直近の世論調査によれば、与党のジュリア ギラード氏が野党のトニー アボット氏に対して52%対48%と優勢に選挙戦を戦っています。
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